2025/07/23

Taiwan Today

文化・社会

リトアニアとの芸術交流、阮柏遠さんと徐容さんがSODAS 2123でレジデンス活動へ

2024/08/02
駐ドイツ台北代表処文化組が台湾視覚芸術協会と共同でリトアニアのSODAS 2123文化センターと初めて提携、今年3月の活動計画案公募で選ばれた台湾のデジタル・アーティスト2名を同センターにおける2カ月間のレジデンス・プログラムに送り込む。写真はその1人、徐容さん。(文化部サイトより)
駐ドイツ台北代表処文化組(=部)が社団法人台湾視覚芸術協会と共同でリトアニアのSODAS 2123文化センターと初めて提携、今年3月の活動計画案公募で選ばれた台湾のデジタル・アーティスト2名を同センターにおける2カ月間のレジデンス・プログラムに送り込むことになった。SODAS 2123文化センターによる審査で7人の応募者の中から選ばれたのは阮柏遠さんと徐容さん。
 
阮柏遠さんは国立台北芸術大学で修士号を取得。長年、デジタルゲーム、ネット空間、ネット上でのクィアなどを主な研究対象としてきた。作品ではオンラインゲーム、ネットコミュニティ、3Dソフトを結合、デジタル技術の特性を用いて現代的で斬新な視覚体験を創り出している。過去には高雄市立美術館、台北デジタルアートセンターで個展も開いている。
 
ベルリン芸術大学で修士課程を学ぶ徐容さんは2022年にコロンビアのアーティスト、Natalia Rivera氏と共同で、オーストリアのリンツ市で開かれる芸術・先端技術・文化の祭典「アルス・エレクトロニカ」のインタラクティブアート部門でゴールデン・ニカ賞を受賞した。作品には「Bi0film.net: Resist like bacteria」、「Microbiopolitics」などがある。
 
SODAS 2123文化センターは、今回のレジデンス・プログラムに応募した芸術家の活動計画は興味深く、選抜されたアーティストが滞在中にリトアニアのプロたちと深く交流することを歓迎するとしている。駐ドイツ台北代表処文化組によると、阮柏遠さんと徐容さんのプログラム終了後、台湾視覚芸術協会は2人に同プログラムでの体験を語ってもらう活動を行い、リトアニアとのビジュアルアートに関するより多くの提携に結び付けたい考えだという。
 
 

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